私たちの暮らしと地下水③ 井戸水の日常管理

事例紹介

『私たちの暮らしと地下水』 3部シリーズと題して、地下水の利用と地下水保全・対策について、2回にわたってお伝えしました。私たちの暮らしと地下水①私たちの暮らしと地下水②
3部シリーズのラストとなる今回③では、身近な地下水である井戸水の日常管理の必要性についてお話をしていきたいと思います。飲み水など生活用水として利用されてきた皆さんも一度は保健所等で水質の分析をしてもらったことがあるのではないでしょうか。

これからの身の回りの井戸水等の日常管理
最近、国内で地震や大雨等の自然災害が頻発しています。そこで、自治体では災害に備えて、災害対策用井戸を指定、設置したり、応急給水拠点を設置するなどして、住民の方々に必要な量の飲料水や生活用水などを届けられるように準備をしています。

自然災害が発生すると、大きな地震では地下水系に異変が生じ、湧水の枯渇なども報告されています。また、大雨では河川の氾濫が起き、土砂等のかく乱も生じます。たとえば、地下水脈が変化すると、地下水の水量(井戸水の水位)や水質が変化する場合があります。皆さんが暮らしの中で、井戸水などの地下水を利用している場合には、自ら水質を確認しておく必要があるかもしれません。このような時、日常的な管理が自分たちでもできれば、水質の異常にも迅速に対応ができ、安心ではないでしょうか。そんな時に自主的な測定ツールとして、弊社の「井戸水検査セット」がご利用いただけます。簡単な操作で水質のチェックが出来ますので、ぜひお試しください。

関連製品
井戸水検査セット 型式:AZ-2W-2
(井戸水検査セットは、簡易分析製品です。飲用の可否を判断する際は、保健所などに水質検査を依頼してください。)

参考資料
大阪市水道局:災害時における応急給水
国立市:自陣で被災した井戸の安全・衛生について
横浜市災害時における安全で衛生的な生活用水の確保に関する要綱