JASIS2020 後日レポート
今年は夏に開催予定であった東京オリンピックの影響もあり、従来の9月ではなく11月11日(水)~13日(金)の3日間で開催されたJASIS 2020。会場は、例年通り幕張メッセで行われましたが、今年はCOVID-19の影響もあり、開催規模を大幅に縮小、主催者側も出展者側も感染防止対策をしながらの展示会となりました。
また、JASIS 2017より導入されたJASIS WebExpo®も、特に今年は、来場できない方々に対しても情報発信できるようにと、ウェブの情報を増やし、ウェブとリアルの「ハイブリッド展示会」が開催されました。
実際に出展するにあたり、ここまで色んな思いの入り混じった展示会というのは弊社にとっても初めての経験で、手探りではありましたが、スタッフおよび弊社ブースに足を運んでくださる方々の安全対策を講じながら、3日間出展してまいりました。
会場の様子
会場は、といいますと、出展社や来場者にはマスク着用の上、会場の入り口において必ずサーモグラフィーによる検温と消毒の実施を徹底し感染予防対策がとられました。今年に関しては出展を見送る企業も多く、全体的に規模を縮小した展示会となり、海外からの来場者もいないため、明らかに例年とは雰囲気が違いました。
そのような中、少数ではありますが遠隔デモや商談、遠隔での技術対応などを導入されている出展社もみかけました。遠隔用のモニターがある場所はパーテーションが施され、ちょっとした個室感。完全無人化になっているブースもありました。今後バーチャル展示会を組み合わせた出展を行なう企業が益々増えていくと思われます。色々な対策をしつつ開催されたJASIS2020。本展示会に限らず様々な展示会で、伝える側と受け取る側が試行錯誤しながら、新しいフェーズに突入しているように思います。
今年の弊社ブース
スタッフはマスクとフェイスガードを着用し、お客様と説明員両者の安全面に配慮した対応をいたしました。例年展示会ならではの「実際に製品を手に取っていただける<体験空間>」としての場をつくってきましたが、今年に限っては展示品を超厳選し、お客様と説明員が十分なソーシャルディスタンスを保てるような空間、そして明るくすっきりとしたブースで製品をご覧いただき (パックテストは色味が命です!) 直接製品に触れなくても、製品の特長を理解していただけるようなブースづくりを心掛けました。
現物がみれてよかったです、というコメントも多数いただいたり、聞きたかったけどタイミングがなかったという質問を受けたり、実際にお客様の生の声を聴けたことはギリギリまで悩みつつも出展してよかったと思える3日間になりました。
また、コロナ禍で問い合わせの多かった次亜塩素酸測定をはじめとした消毒剤の濃度測定が、10秒や20秒、と短時間で測定できる製品をまとめたエリアを設けたり、今年4月にリリースしたスマートフォンのアプリ「スマートパックテスト®」については、モニターでの紹介に加え説明員手持ちのスマホで「サッと出してパッと使える」手軽さをお伝えできるように実践しました。
中には「例年の賑やかさがなくてさみしいね」と仰ってくださる方もいましたが、これもまた展示会における “New Normal” のひとつとして、みなさまの期待に応えつつ安心も提供していけるよう、これから先の展示会や製品説明会など、みなさまとの交流はリアルとバーチャルの両側から企画していきたいと考えています。
来場者数などの JASIS2020 情報は公式ホームページをご覧ください。
JASIS2020
関連情報
【新製品・リニューアル製品】
・パックテストBOD 型式: WAK-BOD
・パックテスト(10000) 型式: WAK-COD-WR
【消毒剤の有効塩素濃度測定や管理に】
・次亜塩素酸試験紙(高濃度) 型式: WAP-ClO(C)
・パックテスト残留塩素(高濃度) 型式: WAK-ClO(C)
・パックテスト過酸化水素(高濃度) 型式: WAK-H2O2(C)
・コラム 「次亜塩素酸水をはかる」
【パックテスト等を数値化】
・デジタルパックテスト(単項目水質計) 型式: DPM2-
・デジタルパックテストマルチ・SP(多項目水質計) 型式: DPM-MTSP
【iPhone®専用アプリ】
・スマートパックテスト
・コラム 「パックテストのアプリができました」