海外出張レポート ― 初めての出展 in Shanghai

活動紹介 会社紹介

こんにちは。入社11年目、製造部の野島です。

共立理化学研究所は、水質の簡易分析分野で国内シェア9割を誇ります。
そんな当社が、今年2月に中国で合弁会社を設立、今回初めて現地・中国での展示会に出展することとなりました。

前回のインドに続き、中国。どちらも人口と規模が桁違いの巨大市場です。
今回のコラムでは、初めての海外出張で体験した気づきや感想をお届けします!

出発前の準備

「中国語で自己紹介くらいは出来るようにしておきたい」と思い、中国出身の社員に発音などを教えてもらいました。

「ニーハオ、ウォーチャオ イエダオ!」(こんにちは、野島です)

慣れない発音に悪戦苦闘しつつ、いよいよ出張当日を迎えます。

上海到着

上海虹橋(ホンチャオ)空港に到着。
日本との時差は1時間。梅雨時期でしたが、天候は良好でした。
都市のスケジュール感、地下鉄のセキュリティーチェックなど、さっそく異国感に圧倒されます。

展示会スタート

WIE TEC China 2025
開催期間:2025年6月4日~6日
場所:国家会展中心(National Exhibition and Convention Center)

アジア最大級の水処理・環境技術展で、欧米・日本・韓国など、世界中から多くの企業が出展しています。展示ホールだけでも、東京ディズニーランドと同規模(約50万㎡)。とにかく広く、一日では回り切れないくらいです。

そんな広大な会場の一角で、一際目立つ水色のTシャツを着た、我ら『チーム共立』は奮闘しました。

展示会場
中国企業も多数・技術力の底力を垣間見た

大勢の訪問者とともに厳重なセキュリティーチェックをくぐり抜け、ブースへ到着したら、さっそく設営に取り掛かります。
現地スタッフとの初めての共同作業。みんなで製品をピラミッド型に重ねて陳列していきます。

特注Tシャツ「I’m possible!」を着たスタッフが立つブースには、多くの来場者が訪れた

そして一息つく間もなく、お客様が訪れました。

你好!(こんにちは)

最初は少し緊張しながら、笑顔で声をかけ、現地スタッフの助けを借ります。
初めてパックテストを目にしたお客様も、そのシンプルな操作性と便利さに驚いていました。
用意していた製品カタログがあっという間になくなるほどの盛況ぶりでした。

《来場者の声》
「今回ブースで初めて手に取って、便利さに驚いた。他社製品に比べ精度が良さそうなので使いたい」
「パックテストは知っていたけど、どこで買えば良いかわからなかった。今回展示会で知れて嬉しい。」

簡単3ステップ!イラストだけで直感的に使い方がわかります

上海グルメで深まる交流

展示会の後、合弁会社の社長、現地スタッフの皆さんと円卓を囲んで上海料理を味わいました。
中国料理は辛いイメージがありドキドキしていましたが、角煮や酢豚など、甘辛く食べやすい味付けの料理が多く、どれも絶品でした。

現地の白酒(バイチュウ・度数50)も体験。喉が焼けそうでしたが、独特の香りと共に良い思い出に残りました。

美味しい料理を共にする中で、皆さんとの絆が一層深まったように感じます。現地の皆さんの温かなおもてなしに、心から感謝しています。

上海グルメを囲み乾杯!

初めての海外出張を通じて得た学び

今回の出張で改めて製品の魅力を再認識しました。また今回の展示会で初めてパックテストを知る方も多く、もっと多くの方に製品を手に取ってもらい便利さを体感してもらいたいと思いました。

また、言語の壁があっても、ビジネスは人と人のやりとり、お互いの文化や価値観を理解することが大切だと感じました。そして社内のサポートや現地の皆さんの協力のおかげで、実りのある展示会になったと思います。

今後もこの経験を糧に、より良い製品づくりに努めてまいりたいと思います。

今年9月には、毎年参加している国内の展示会に加えて、再びインドと中国(広州)での展示会も予定しています。水質簡易分析のリーディングカンパニーとして、共立理化学研究所の海外への挑戦はこれからも続いていきます。 

最後に一言

『中国では、 財布よりスマホが命。』
自販機も現金不可。アプリ(Alipay・WeChat)での支払いが主流です。名刺交換もWeChat、市内移動も「DIDI」などのアプリで完結。中国のデジタル化の浸透を身に染みて感じた3日間でした。

みなさん、最後まで読んでいただきありがとうございました。
再見(サイチェン)! 

~緑豊かな街路と近代的な高層ビルが調和する上海を歩いて~

古今東西、多様な顔をもつ魅力的な国際都市。

街路樹や公園など緑も多く、街中には思わず足を止めてしまうようなモダンな建築やアート作品があり、上海の豊かな文化の一端に触れることができました。街を歩いていると日本のブランドの看板も数多く見かけ、中国の生活に日本ブランドが深く浸透していることを実感しました。

異国の地で馴染みのあるロゴを見つけると、少し誇らしく、そしてほっとする気持ちになります。

おしゃれなお店が立ち並ぶ新天地