こんなところにパックテスト!? ~大阪・関西万博編~

事例紹介

みなさんこんにちは、ありんこです。毎日、猛暑日が続いて溶けてしまいそうですね。
さて、今回はなんと【大阪・関西万博2025】にて、「パックテスト」を使った実験が行われるということで、大阪万博に行ってまいりました!

会場は【関西パビリオン 京都ゾーン】。
8月4日~17日の「環境・SDGsウィークス」の期間中、8月5日に【京都産業大学 鈴木研究室】が「川の京都」をテーマに「検証する」という活動として「汚れた水の水質実験」を行いました。なんとその実験の中で、パックテストも実演されるというのです。

鈴木研究室のみなさんは、川の環境問題として、身近なごみのポイ捨てに着目。
ポイ捨てされたごみがどのように水の汚れに関係しているのかを、パックテストCODを用いて実験します。

ー実験方法
ごみのポイ捨てを再現するため、今回はたばこの吸い殻を使用し、次の3種類の水を用意しました。

➀きれいな水(純水)
➁たばこの吸い殻を入れた直後の汚れかけた水
➂たばこの吸い殻を入れて1時間以上放置して汚れた水

左から➀純水、➁吸い殻を入れ直後の汚い水、➂吸い殻を1時間以上入れた汚い水

結果は歴然です。透明だった水は、たばこの吸い殻を入れると数十分後には、どんどん茶色く汚れていきます。
パックテストCODの測定結果も、水の汚れが進むにつれてCODの値が上がっていきます。

実験の様子

参加した大人も子どもも、この結果に驚いています。
ポイ捨てするだけで水が汚れることを実感し、子どもたちからは「ごみを捨てないようにしなきゃ」といった声も聞こえてきます。

汚れた水では生き物は棲めません。鈴木研究室のみなさんは、生き物が棲めるようになるまで、汚れた水をどのくらい薄める必要があるか説明してくれます。ごみのポイ捨てをしないよう呼びかけるとともに、川を大切にしようという思いも、参加者に伝えていきます。

大盛況だった今回の実験。最終回では京都ブースにいる全員が聞き入り、最後には拍手が起こりました。
実演してくれた鈴木研究室のみなさん、実験に参加してくれたみなさん、どうもありがとうございました!

万博でのひととき

空いた時間にほんの少し万博内を散策。

夜の地球:
漆黒の漆と金箔が特徴的な輪島塗を地球儀に表現!漆で夜を、繊細で美しい金箔が夜景を描いています。
わたしたちのコーポレートサイトにも地球儀のイラストがあります。「彩りと潤いのある未来を見通す」ために、わたしたちのブンセキ技術をもっと多くの人に知ってもらい、活用してもらいたい、と改めて思いました。

大屋根リング:大阪・関西万博会場のシンボルで、1周約2キロの大きな屋根です。万博会場や海の景色もよく見えて綺麗でした。


当日の様子や鈴木研究室についてはこちらでもご覧いただけます!

公式Xアカウント:https://x.com/packtest_kcl
YouTube動画(大阪・関西万博関西パビリオン京都ブース):https://www.youtube.com/watch?v=F20lxiGZPEw
京都産業大学 鈴木研究室HP:https://www.cc.kyoto-su.ac.jp/~ksuzuki/index.html