若手社員が体験した初めての海外出張 ― パックテストの展示会 in India

イベントレポート 会社紹介

ナマステ!入社3年目、事業開発部の鈴木です。 
このたび、私にとって初めての海外出張でインド・ムンバイを訪れました! 

共立理化学研究所は、国内で簡易水質分析製品「パックテスト」のシェア9割を誇りますが、さらなる市場拡大を目指して、現在は海外展開にも力を入れています。中国市場に続き、今回はインド市場への挑戦です。 

このコラムでは、展示会での製品紹介やブース運営を通じて感じた文化や価値観の違い、そして自分自身の学びと成長についてお伝えします。 

果たして、私のつたない英語でパックテストの魅力を伝えられるのか!?
~ドキドキとワクワク、不安が入り混じる出張のスタートです~ 

出張レポート

今回出展した「Analytica Lab India 2025 Mumbai」は、国際的なラボテクノロジー、分析機器、バイオテクノロジー、診断技術に特化した展示会です。来場者のメイン層は、事業者をはじめ、調査団体や学生など多岐にわたります。

展示会場入り口
メンバー全員でおそろいのユニフォームを着て展示会に挑みました!

ブースデザインは現地の協力会社に依頼し、「誰でも使いやすい製品」であることが直感的に伝わる、シンプルな設計に仕上げました。 設営作業は気温40度近い中、エアコンなしで行われ、現地スタッフのタフさに脱帽です。

来場者は、掲示された利用ケースを通じて、自社での活用をイメージしやすかったようで、特に日本製であることへの信頼感も後押しとなり、多くの方に興味を持っていただけました。中でも「1操作1チューブ」で完結する手軽さには、多くの方が驚かれていました。 

特にCOD(化学的酸素要求量)とBOD(生物化学的酸素要求量)の測定キットは、他社では扱いのない測定項目として大変好評をいただきました。3日間にわたる展示会で、用意していたサンプルは2日目の途中で配布終了するほどの反響でした。 

来場者に説明を行う様子

「この製品、すぐにでも使いたい。私の工場の排水検査にぴったりだ」 
── 製薬会社の品質管理担当者

印象的だった出来事・現地で感じたこと

●英語力よりも”伝える力”が大事
英語での説明や質疑応答は初めての経験で、最初は現地パートナーに助けを借りる場面も多々ありました。 しかし、完璧な英語よりも「伝えようとする姿勢」が信頼につながることを、実感。 
身振り手振りを交えながら、一生懸命に話すことで、なんとか製品の魅力を伝えることができました。 

会話の中では、日本のアニメ──某ネコ型ロボットの話題で盛り上がる場面もありました。 また、日本語で「こんにちは」「ありがとう」と話しかけてくれる来場者も多く、日本人であることが一種の信頼の証として受け止められていることを、肌で感じました。 

●みんな大好きライススナック
ブランディング用のアンケートにご協力いただいた来場者の方に、日本のお菓子(柿ピー)をプレゼントしました。 すると、多くの方が笑顔で「ありがとう!」と返してくださり、「文化を超えるのは、言葉だけじゃない(お菓子もだ)」と感じた瞬間でした。 
ちなみに帰国便でも柿ピーが提供されており、インド人CEOを持つ亀田製菓のグローバル戦略に思わず感心しました。

これからの展望

海外出張は、単なる「仕事の延長」ではなく、自分の視野を広げ、成長につながる“濃密な学びの場”だと感じました。 議論好きで家族思い、ガネーシャ様を信仰するインドの方々との交流を通して、積極的にコミュニケーションをとることの大切さを学びました。
黙っていては何も伝わらない。もっと英語で話したい――そう思える出会いがたくさんありました。

そして最後に一言 
インドカレーのルーは、飲み干すな! ”
ギー(油)がたっぷり入っているため、飲み干すとお腹を壊すリスク大。現地の方も飲み干さないそうです。 インドカレーのルーは、日本でいう”肉じゃがの煮汁”のような感覚で、現地の方でも飲み干さないようです。

読者へのメッセージ

インドのカレーは具を味わいましょう。 
この知恵も、現地の方と積極的に会話したからこそ得られたものです。 
おかげさまで、体調を崩すことなく無事に帰国できました。 
皆さんも海外に行く機会があれば、ぜひ現地の方との会話を楽しんでみてください。 
きっと、思わぬ発見や素敵な出会いがあるはずです。 

では、ダンニャワード(ありがとう)!