【展示会視察レポート】中国・上海に行ってきました!

イベントレポート

はじめまして、共立理化学研究所の栗原です。
横浜本社の事業開発部に所属しています。

2024年11月、中国・上海にて中国最大級の理化学機器展示会が開催されました。
私たちも、簡易分析製品の開発を行っている企業として、展示会の視察を兼ねて訪中しました。
視察レポートと合わせて、上海の様子をお届けします。

上海といえば、近未来的な高層ビル群が有名ですが、街中にはプラタナスをはじめとした様々な街路樹が並び、自然と建造物が共存する街づくりが進められています。

また、中国では国を挙げてEV(電気自動車)の普及にも力を入れており、新エネルギー車として緑色のナンバープレートを掲げたEVや電動バイクなどが多く見られました。
環境に優しい交通手段が都市の一部として定着しています。

古き良き景色、歴史的な街並みを堪能

analytica China 2024
2024年11月18日(月)から11月20日(水)の3日間にわたって、上海の新国際見本市会場で「analytica China 2024」という展示会が開催されました。 このイベントでは、分析技術、ラボ機器、品質管理、バイオテクノロジー、ライフサイエンス、診断技術など、さまざまな分野の最新技術が一堂に集っています。 展示面積約 85,000 平方メートル(東京ドーム約1.8個分)の広大な会場内には、23カ国から1,200社超の企業が出展し、8つの展示エリアには各分野の技術が集まり、どのホールも多くの来場者で賑わっていました。

共立理化学研究所は、中国の北京天与君舟科技有限公司様との間で協力合意を交わし、2025年1月に合弁会社「共立理化学研究所(北京)有限公司」の設立を予定しています。
今回は、北京天与君舟科技有限公司様と株式会社ガステック様の合弁会社である「北京科思特気体技術有限公司」様のブースを訪問しました。

気体の簡易測定器具を取り扱う「北京科思特気体技術有限公司」様のブースでは、検知管や自動ガス採取装置などを展示


会場内では、LEDをふんだんに使用した華やかなブースが多く、まるで未来のラボのような雰囲気です。海外からの来場者も多く、各企業のブースでは中国語と英語を交えながら、熱心に自社製品をPRされていました。
簡易分析機器を扱うブースでは、なんと共立理化学研究所のパックテストを使用されているというお客様も!
会場内に展示された分析機器の多くに「国産」の表記が見られました。洗練されたデザインの機器の数々に、中国の強力な開発力が伺えます。
グローバルな競争力を直に感じられ、思いがけないところでユーザー様の声を聞くこともでき、良い刺激となりました。
実際に現地に行ってみなければ得られなかった気付きも多く、非常に有意義な出張となりました。

小籠包、美味しかったです!