大学3年生、インドへ飛ぶ。インターン生の僕が「直談判」で海外出張を掴み取った理由
こんにちは!
株式会社共立理化学研究所でインターンをしている、理学部化学科3年の青柳です。
いきなりですが、皆さんはインドへ行ったことはありますか?
僕は先月、インターン生として1週間、インド出張へ行ってきました。
「え、インターン生が海外出張?」
「どうせ会社の研修プログラムでしょ?」
そう思った方もいるかもしれません。
でも違うんです。これは僕が「私をインドに行かせてください」と、取締役に直談判して掴み取ったチャンスなのです。

「なぜ僕が行くべきか」をプレゼンした日
僕がインターンとして携わっているのは、ブランディングや研究開発です。
入社してしばらく経った頃、会社がインド展開に力を入れていることを知りました。
その時、ふと疑問が浮かびました。
「僕たち、本当にインドの”お客様”のこと、分かっている?」
ブランディングの基本は「相手に寄り添うこと」。
しかし、日本で集めたデータや知識だけでは、現地の“リアル”は見えてきません。
例えば、「インドはIT先進国」と言われる一方で、流通環境は過酷で、製品が40℃の直射日光にさらされることもあり得ます。「排水基準はある」けど、罰金さえ払えばOKという意識だったら…?
机上の空論だけでは、お客様に響く製品やブランドを作ることはできません。
百聞は一見に如かず。
「化学科の学生として、現地の水質をこの目で確かめたい」
「ブランディング担当として、現地の”生の声”が聞きたい」
その思いを、「インドのお客様に”共立ブランド”を浸透させていくために」と題したプレゼンに込め、専務取締役に直談判しました。
インドの展示会で見つけた「確信」
結果は――OK。
「リスク」や「コスト」よりも、「やってみたい」という僕の挑戦を会社が受け入れてくれた瞬間でした。
メインミッションは、デリーで開催された水・分析機器の展示会「Analyitica Lab India」への出展です。僕は社員の方々と共にブースに立ち、英語で当社の主力製品「パックテスト」のデモンストレーションを行いました。


そこで得た「発見」は衝撃的でした。
来場者の方々が、デモを見て口々に言うのです。
「え、これだけ?」
「すごく簡単だ!」
パックテストの最大の強みである「1操作」という圧倒的な手軽さは、インドでも大反響でした。
日本では当たり前に感じるこの手軽さが、多様な人々が使うインドの現場では、何よりの価値になる。現地の人々の水質に対する意識の高さも、肌で感じました。
さらに、デモを体験した子どもが問題なく操作でき、実際に水質――今回はCOD濃度をブンセキできた光景を見た時、僕は「これだ」と確信しました。
これは、日本でデータを眺めているだけでは決して得られなかった、「顧客に寄り添う」ための決定的なヒントでした。

「やってみる」が許される場所
今回の出張は、当社のValue(価値観)である「やってみる」 を、まさに体現した経験でした。

普通なら「インターン生だから」と止められるかもしれません。
しかし、共立理化学研究所は違いました。
「コスト」や「慣習」よりも、会社の未来につながる“好奇心”と“挑戦”を尊重してくれたのです。
もちろん、熱意だけでは足りません。
でも、論理と熱意をもって「やってみたい」と手を挙げれば、大学生であっても、インターン生であっても関係ありません。
「インターン生だから」は、ここでは言い訳にならない。
あなたの“好奇心”を、本気でビジネスにぶつけられる場所が、ここにあります!
