こんなところにパックテスト!? ~ 株式会社興徳クリーナー編 ~ 

ユーザーインタビュー

このコラムでは、ユーザーさまへのインタビューを通じて、「私達のモノづくりがどのように社会貢献できているのか」についての理解を深めることを目的としています。 今回は、入社10年目になる社員がインタビューに行ってきました。 「パックテスト」が社会でどのように使われているのか、どのように役立っているのかについて、みなさまに紹介してもらいます。


株式会社共立理化学研究所の上野です。横浜本社の製造部生産技術課に所属しています。普段は内勤が多いので、パックテストのユーザー様にインタビューする機会を楽しみにしていました。

株式会社興徳クリーナー様について

今回、大阪府にある株式会社興徳クリーナー様にご協力いただき、パックテストを活用している現場の声を聴きに行きました。岸之浦工場では、廃液(廃油、廃酸、廃アルカリ)の中間処理を行っています。本工場は、油水分離や中和・無害化などの処分方法で、廃液の適正処理と資源回収を行っており、各プロセスを成分や元素ごとに最適化する研究開発機能も備わっています。

岸之浦工場(外観)

インタビューにご協力いただいたのは、取締役の片渕様、業務部研究開発課の湯川様        世古様、谷田様です。

インタビューの様子(左から取締役の片渕様、世古様、谷田様、湯川様)

Q.使用用途とご使用いただいているパックテストの項目について教えてください。

A.清掃作業時の有害重金属イオン分析や、工程管理に使用しています。他にも、計量証明事業所へ依頼する前の現場分析や、特定成分の除去確認時にもパックテストを使用しています。短時間で結果がわかるので、分析装置に通したくないレベルのサンプルを分析することができます。使用項目は、ふっ素、六価クロム、銅、ホルムアルデヒド、フェノールなど様々です。

パックテストで調べる物質は、主にふっ素、六価クロム、銅、ホルムアルデヒド、フェノールなど

Q.共立理化学研究所に対して持っているイメージは?

A.パックテストの会社というイメージです。社内では、環境関連の研究室出身の方以外は知らなかったので、もう少し学生に認知されてもよいのではと感じています。

Q.パックテストを選んだ理由と価値を感じているところを教えてください。

A.選んだ理由は、使いやすいからです。複数の試薬を混合しなくても使用できます。また、測定可能項目の数が多いことにも価値を感じています。

Q.共立のパーパス「ブンセキをもっと身近にする」について聞かせてください。

A.会社には、固体をスクリーニング分析できる装置はありますが、液中のイオンや軽元素を簡易的に知る手段がありませんでした。組成や成分がはっきりしない廃棄物を扱う上で、作業方針などを決定する時に非常に助かっています。パックテストを身近に感じているという意味ではブンセキを身近に感じています。

Q.今後チャレンジしたいことはありますか?仕事面・プライベート面を教えてください。

A.入社3年目の谷田さんが回答してくれました。仕事面では、特許をとりたいです。プライベートでは、自然観察インストラクターの資格を持っているので、淀川の環境保全活動をしていきたいと思っています。

インタビューを終えて

10年弱共立理化学研究所で働いています。ユーザー企業訪問は、株式会社興徳クリーナー様が初めてでした。製造部に所属しているので、実際に使っていただいているところを見て嬉しくなりました!ブンセキをもっと身近にするために、「やってみる」(共立理化学研究所のバリュー)を大事にして頑張っていこうと思います。

記念写真(右:取締役の片渕様)

ユーザーインタビュー「~ 株式会社興徳クリーナー編 ~」 はいかがでしたか?             次回のコラムもお楽しみに!

<関連製品情報>

パックテスト ふっ素(遊離) 型式:WAK-F

パックテスト 6価クロム 型式:WAK-Cr6+

パックテスト 銅 型式:WAK-Cu

パックテスト ホルムアルデヒド 型式:WAK-FOR

パックテスト フェノール 型式:WAK-PNL-2