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全硬度(Total Hardness)とは・・・・・・

硬度は、水中のカルシウムイオン及びマグネシウムイオンの量を、これに対応する炭酸カルシウム(CaCO3)の量に換算して水1リットル中のmg数で表したもので、カルシウム硬度とマグネシウム硬度の合計量を全硬度(又は総硬度)といいます。

全硬度(総硬度)=カルシウム硬度+マグネシウム硬度

●全硬度が高い水・・・「硬水」といい、高すぎるとお腹をこわすことがあります。

●全硬度が低い水・・・「軟水」といい、あまり低すぎるとおいしくありません。

河川・湖沼水の評価の目安

全硬度値 0 10 20 50   100 200
 
評価 蒸留水       軟  水           硬  水
            < 日 本 で は こ の 辺 が 多 い >            
        |←おいしい水とされている→|            

「硬度」について

水の性質を表わす一つに古くから「硬水」、「軟水」という言い方がされてきました。 はっきりした定義がなく使われてきましたが、元々は石けんの泡立ちの程度を示すものと言われ、豆を煮る時にやわらかくなるかどうかに語源があると言われています。
現在では定義が定められていますがそれでも、全硬度=総硬度、カルシウム硬度、マグネシウム硬度、非炭酸塩硬度(永久硬度)、炭酸塩硬度(一時硬度)、それに表示単位の違いでアメリカ硬度(JISも同じ)、ドイツ硬度、イギリス硬度とあり、たいへん複雑です。
あまり難しく考えないように「硬度とは水の中に溶けているカルシウムとマグネシウムの合計量を表わしたもの」として楽しんでください。

「硬度」と「水のおいしさ」について

水のおいしさを決めるのは硬度だけではありませんが大きな要素であることは確かです。
硬度が高い水は口に残るようなしつこい味がし、反対に硬度が低すぎる水は淡白でこくのない水です。10〜100mg/L 程度が適量とされ、中でも50mg/L前後が多くの人に好まれています。
また、硬度成分の中では特にカルシウムが重要で、これがマグネシウム量より多い水が味が良く、反対にマグネシウムが多すぎると苦みを増すと言われています。
おいしい水の条件としては、この硬度の他に無色透明、無臭はもちろん、カルシウム、マグネシウム以外の適当なミネラルや炭酸ガス、溶存酸素などを含むこと、そして温度10〜15℃が適温とされています。それから安全な水、というのもおいしい水の大きな要素ではないでしょうか。
参考文献 日本水道協会編「上水試験方法」2001年版、(社)日本工業用水協会編「水質試験法」、小島貞男「水道水をおいしく飲む」講談社

パックテスト 全硬度 の利用方法

●井戸水調査 日本ではほとんどが20〜100mg/L以内に入ります。
●飲料水調査 同じ水ばかりではおもしろくありません。国内外で銘水として販売されている、違った場所の水を比べてみて、「硬度」と「水のおいしさ」にどれほど関係しているか、実際に味わってみるとおもしろいでしょう。
〔注意〕水の温度はおいしさに大きな影響を与えます。味比べをする時には同じ温度で行なってください。
海外ではとても硬い水があり、国内の硬度の低い水になれた日本人が飲むとお腹をこわしてしまうことがあります。パックテストで確認してください。

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