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測定結果について

Q1. 公的報告に使えますか?

A1.
弊社製品はあらかじめ試薬を調合し、誰でも簡単に使えるよう、簡易化された製品です。
公的な報告には、計量証明事業所で作成された書類での報告が必要となるため、弊社製品で測定した
値は、使用できません。
しかしながら、日常の工程管理や排水管理では、簡単に測定ができるため、便利なツールとしてお使い
いただけます。

Q2. JIS法などの公定法と測定結果が合わないのですが?

A2.
ほとんどの製品は、JIS K 0102(工場排水試験方法)や、上水試験方法などの公定法を元にした測定原理
を用いていますが、測定を簡便に行なうため、試薬や操作の簡略化や、あるいはより安全性を求めるために試薬の変更をしております。
また、重金属測定での酸による錯体等の分解など前処理を省略している場合もあります。
それにより、公定法の測定値と結果が合わないということがあります。その場合には、必要な前処理等を
していただくか、公定法の結果と、弊社製品での結果との相関をとってお使いください。

Q3. 測定結果がバラつくのですが?

A3.
原因は様々ですが、弊社製品は測定の目的成分の標準物質を元に作成しています。
実際のサンプルには、ほとんどの場合、目的成分のほかに共存物質があると思われます。
これらの共存物質によるバラつき、目的成分の検水中での形状の違いも有り得ます。
例えば、金属イオンの測定の場合、目的成分が錯イオンや他の金属とくっついてイオン状態でないと
測定できないことがあります。

また、検水のpHが原因となることもあります。

COD測定では対象物質ごとの公定法(酸性過マンガン酸カリウム法)とパックテスト(アルカリ性過マンガン酸カリウム法)の酸化率の違いなどがあります。

Q4. 測定結果が合っているのかどうか確認したいのですが?

A4.
得られた結果が合っているか、間違っているかの判断は専門家以外では簡単ではありません。このようなときに相談できる専門家を知っていることも重要なことです。 可能性のある方法を述べておきます。
  • 他の方法で追試する……
    他の方法で追試測定をし概略値が合っていれば間違っていない確率が高いということになります。
    今まで計量証明事業所に測定を依頼している場合は、同じサンプルをとっておき、公定法の結果を
    パックテストで照らし合わせてほぼ同じ値が出ていれば大丈夫です。
  • 標準添加法……
    測定する物質の分かっている濃度のものを試料に添加して、計算上正しい値が上乗せされていれば
    測定結果はほぼ正しいと判断できます。

※両方法とも機材、資材がなければ出来ません。

Q5. パックテストの精度について教えてください。

A5.

パックテストは、簡易水質分析製品です。パックテストのチューブの中には、粉末試薬が、一回分ずつ入っています。
簡単に分析できることを目的としているため、JIS法などの公定法とは違い、測定の簡易化や試薬の劣化防止のため試薬の変更や省略をしている製品もあります。
弊社では、パックテストの繰り返し分析精度は、製品の作成時には、その標準物質での変動係数で20%を
めざしています。
しかし、パックテストでの水質分析は、「発色させたサンプルと標準色との目視による比較」であるため、
繰り返し分析精度の数値化は困難です。

また、パックテストの標準色は、測定数値の読みの幅が大きく、細かい数値は読めません。
そして、実際に使用する場合には、測定者による数値の読みの差、太陽光と蛍光灯などの
光線による差(たとえば、ある蛍光灯では青色が見えにくくなります。)が、ありますので、分析精度を数値化
するのは大変難しくなります。

そのほかに、いろいろな妨害物質により発色が低くなったり、高くなったりすることがあります。
これについては、妨害イオンデータがございますので、弊社までお問い合わせください。

なお、比色のバラつき防止のため、項目によっては、「デジタルパックテスト」があります。
パックテストの発色を、デジタルで数値化できる測定器となっていますので、こちらの製品もぜひご活用
ください。

最後に、パックテストの製品開発時には、標準水溶液での発色に合わせて数段階の濃度での標準色を
作成し、製品出荷時には同様の発色テストを行い、発色異常がないことを確認しています。